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医療ミス

最近もこの言葉が聞こえます。医療ミスとは医療に密接に関係する医者や看護師が人為的ミスなどにより、患者に対して的確ではない処置を施すことです。もちろん、それにより患者が死亡、またはより重い症状になると裁判沙汰になることもあります。医療事故とも言います。しかし、医者や看護師も人間である以上、ミスは犯すこともあります。だからといって、医療ミスを容認するわけにはいきません。要はどうすればミスを防ぐことができるかです。

医者の数や看護師の数は足りないと言いました。それはつまり、その分、今いる医者や看護師に、その分の負担が来ることになります。そのため、過労による疲労が溜まり、ミスを犯しやすい環境になってしまっています。これは、早急に人員を増やさなくてはなりません。しかし、そうなると人件費の問題が出てきます。人件費はどうしても人を動かす上で必要になります。こればかりはどうしようもないです。そうなると、やはり負担が増えるのが患者になります。これを埋めるには国家規模の対策が必要になるでしょう。

医療ミスのニュース

実際に起きた事件を見て、どうすれば防げたかを考えてみましょう。

足立・東和病院で輸血怠り女性死亡(2008年3月8日)

人工骨に交換する手術で輸血などを怠ったため、入院中の無職の女性(当時75歳)=東京都葛飾区=を死なせたとして、警視庁捜査1課は7日、東和病院(足立区)の整形外科の男性医師(51)と女性准看護師(26)を業務上過失致死容疑で書類送検した。

調べでは、医師は04年10月20日午後2時〜4時半の間、女性に太ももの人工骨頭の置換手術をした。女性は術後、血液の循環不全に陥ったが輸血などをしなかったため、翌21日午前2時ごろ、出血多量で死亡させた疑い。准看護師は女性の脈拍が急上昇し、血液不足になっているのに医師らに報告しなかった疑い。女性は貧血気味で人工透析が必要な慢性の腎不全患者だった。 医師は「手術中の出血が少なく意識もあったので、貧血状態に陥っているとは思わなかった」と供述している。

この事件で足りなかったのは、危機感です。車を運転するときには「だろう」運転ではなく、「かもしれない」運転を心がけようと言いますがあれと同じです。この事件で医師は、貧血状態ではない「だろう」と考えて死なせてしまいました。貧血状態「かもしれない」と思っていたら、75歳の女性はまだ生きていたかも知れません。

医療過誤で書類送検 岡山県警察美作署(2008年3月8日)

介護中の不注意で寝たきりの老人を死なせたとして岡山県警美作署は7日、同県勝央町の男性医師(60)を業務上過失致死(医療過誤)の疑いで書類送検した。

調べでは、医師は昨年8月27日、嘱託医を務めていた同町の特別養護老人ホーム「南光荘」で、胃がんなどで寝たきりの無職男性(72)を介護した際、栄養補給のため鼻から胃へ入れるチューブを誤って左肺に挿入。そのまま気づかずに栄養剤など600ミリリットルを注入し、男性を急性呼吸器不全で翌日未明に死亡させた疑い。医師は「十分な確認ができていなかった」と話しているという。

この事件で足りなかったのは、「確認する」と言う作業です。それさえできていれば、老人も死ななかったし、男性医師も人を殺したという負い目を持つことはなかったでしょう。